長井事務所ニュース
2006年 第3号
速 報

 皆様方におかれましては、常に適正な申請を心がけておられると思いますが、6月20日付けで国土交通省が虚偽防止策の発表及び都道府県への通知を行いましたので、お知らせ致します。

<概要>

 虚偽防止対策として、経営状況分析機関が虚偽申請の疑いのある業者を抽出する基準(後記)を変更しました。
抽出基準に該当した業者に対して、審査後でも 地方整備局や都道府県が立ち入りや呼び出しなどの検査を行うことになりました。
その検査で虚偽が発見された場合厳格に監督処分(営業停止等)すると共に悪質な場合は刑事告訴も辞さないと言う強い姿勢を打ち出しています。

<抽出基準>

  1. 前期、当期の経常収支比率がいづれも100%未満で、当期経常利益が0以上
  2. 総資本回転率の経年変化が異常に大きい
  3. 未成工事支出金が月商に比べて異常に多い
  4. 特別損失が売上高に比べて異常に多い
  5. 各勘定科目の金額が総資産の金額に比べて異常に多い
  1. について
    100%を上回れば営業活動から生じる資金に余裕のある会社、下回れば余裕のない会社と判断するための指標です。この指標を抽出条件とすることは、営業活動から生じる資金に余裕のない会社から経常利益が出るのは、経費等を不正に操作しているに違いないと言う認識があるものと思われます。
  2. について
    経営審査においては、総資本回転率が高いとプラスの評価になります。
    一般的に建設業では1回転くらいが妥当と言われています。
  3. について
    これは現在でも確認が入っています。毎期同額に近い数字があがっているところや売上高の1/6以上(私感です)くらいあがっている所はチェック対象になると思われます。
  4. について
    これは現在も確認が入っています。
  5. について
    現金預金が大きな業者さんはチェックされるものと思われます。
    現金預金に売掛金・貸付金・固定資産の投資等の科目が紛れ込んでいるのではないかとのチェツクがあるのではないかと思われます。

*今回は、速報のため各指標の計算式及び詳細は割愛しております。
  もう少し情報収集をした後、早めに次号を送信させていただきます。

 

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